2007年10月18日

スター音楽学院通信 10月号

只今「特別選抜コース」受講中!

今期初めて“特別選抜コース”を受講する一大決心をし、只今奮闘受講中です。

このコースはまだ3期目で、パンフレットを見ていても気づいていない方、また知ってはいても内容を理解していない方が多いと思われますので、8月・9月のレッスンを受けたところで途中経過の報告をさせていただきます。

このコースが登場した時から気にはなっていたのですが、なにせ“特別選抜”というネーミングから抱くイメージと、「コンテストや大会での上位入賞をめざしたい方」といううたい文句が強く頭に残っていて、そこまで読んで“自分は対象外”との思いを強く持ってしまっていたのです。

その後に続く「苦手な箇所をしっかりと克服したい」「ゆったりとマンツー・マンで教えてほしい」というフレーズを目にとめていなかったのです。

そんな筆者がどうして今期に限って受講することになったのか?・・・それは・・・未熟で進歩の遅いわが身を振り返って、このあたりでもう少し時間をかけて学んでみたいと思ったからです。

今まで月1度のボイストレーニングのレッスンも受けていたので月に2回のレッスン日は負担ではなく、月前半と月後半の2回(1回30分)のレッスンと、特別選抜コース専門のボイストレーニング(これは同コース受講者が一緒に受講)も1時間半あり、とても充実しています。

レッスンは個人レッスンなので30分間集中して細かく指導していただけるのが魅力です。全8回のレッスン(合計240分)で1曲を仕上げるのでゆとりがありますが、復習をしていかなければ意味がないのはグループレッスンと同じです。

グループレッスンを長年受講し、その楽しさを味わった者としてはそれも捨てがたく、今期は2つのコースを受講しています。12月の発表コンサートでは、人との比較ではなく自分なりに少しでも進歩した歌を歌うことができたら幸せ、と思って励んでいます。躊躇しているあなたも、ぜひ一度“特別選抜コース”を体験してみませんか! オススメです♪ (編集長)

2007年09月18日

スター音楽学院通信 9月号

惜別     作詞家 阿久 悠 さん (享年70歳)

「♪せんせい」「津軽海峡冬景色」「あの鐘を鳴らすのはあなた」など、数々の名曲の作詞をした阿久悠さんが逝去しました。

昭和40年代からの歌謡曲の黄金時代を牽引し、森昌子・山口百恵・桜田淳子・岩崎宏美・ピンクレディらの才能を開花させ、作った曲は5000曲を超すとか。

約30年前の昭和53年1月、沢田研二の大ファンだった当時3歳の息子にせがまれて行ったジュリーの日劇でのコンサート。「勝手にしやがれ」でレコード大賞をとった直後だったこともあり、“♪もーろった、もーろった♪レコード大賞もーろった!”とはしゃいでいたジュリーの声が今でも耳に残っています。

それだけ歌手にとっても作詞家・作曲家・レコード会社にとっても権威のあったレコード大賞を「勝手にしやがれ」も含め「また逢う日まで」「北の宿から」「UFO」「雨の慕情」と計5回も受賞した実績だけ見てもどれだけ歌謡界に貢献したかがわかります。

筆者は今まで詩の内容でレッスン曲を選んできました。その結果、発表コンサートで阿久さんの曲を何曲も歌ってきました。

中でも「舟唄」「昭和最後の秋のこと」は、私の中では“阿久ワールド”の極め付けと思える大切な2曲です。詩を書いてもらった歌手たちが、どこかで自分たちの生活を覗いているのではないかと思うほど、そのときの心情にピッタリの歌詞を渡されて驚いたという話をしていました。

精神的に飢えている人たちを美しい日本語で満たしたいという願いを持って作品作りをしていたという阿久さんは、人間としての温かさ、面倒見のよさ、友情の厚さ、情報収集能力、そして少年の心をずっと持ち続けていたそうです。

永遠にその名前は残り、作品は歌い継がれていくことでしょう。

最後に阿久さんの詩をご紹介します。・・

時代を超えた歌たちよ/ぼくの愛しい歌たちよ/きみたちに逢えてよかった/ここからまたぼくと一緒に時の旅人になるかと思うと感動し感謝するのだ/ありがとう/時代を超えた歌たちよ/歌たちよ・・・・                
阿久悠さん、たくさんのいい歌をありがとうございました。 (編集長)

スター音楽学院通信 8月号

「開校式&会員特別講座」 開かれる

7月28日(土)浜離宮朝日ホールにおいて、スター音楽学院の開校式と会員特別講座が開かれました。

司会は前身の『TBSカラオケ道場』以来の皆勤賞で、今月10日に記念すべき5555回を迎える名物番組“ゆうゆうワイド”でおなじみの大沢悠里さん。歌を通した友達作りを勧め、前期の成績優秀者の紹介。

特別賞はSさんとIさん。自動車関係のお仕事をしていたというSさんは、緊張気味ながらも89歳とはとても思えない朗々とした声で「♪暖簾」を聴かせて下さいました。お嫁さんから手渡された花束を抱いたSさんはとても幸せそうでしたね。また、受講暦1年というIさんの「♪愛はそのまま」は、しなやかさと力強さを併せ持っていて、未来の感じられる若さいっぱいの歌でした。

そしてグランプリは「♪忘れないで」を歌ったAさん。素敵なドレス姿でしっとりとゆったりと、聴き手を歌の世界に惹き込んでしまう魅力がありました。以前同じ曲をレッスンした筆者としては、自分に足りない部分に気づかせてくれた歌唱でした。

講師の増田先生は新発売のDVD『声の楽らくトレーニング』の中にない簡単ボイストレーニングを実演しながら、発声のコツを楽しく伝授。皆さんも早速家でやってみましょう!

そしてスペシャルゲストは北見恭子さん。高校卒業時に決まっていた就職をキャンセルしてまでもなりたかった歌手への道を歩んだ北見さんの歌には、説得力と同時にやさしさがあり、故郷・山形を歌った「♪おんなの春」、大ヒットした「♪紅の舟唄」には望郷の心が感じられ、新曲「♪面影みれん」を含む全8曲は聴き応え十分でした。

続いてのゲストの鈴木史朗さんは、「♪女の宿」「♪大江戸出世小唄」など、レッスン生としてのキャリアも重ね、着実に実力がついている事が実証される歌声をご披露・・・と、中味のぎっしり詰まった充実した開校式でしたね。終了後、ホールのあちらこちらに“友達の輪”ができているのがとても印象的でした。(編集長)

スター音楽学院通信 7月号

増田良枝の60才からの『声の楽らくトレーニング』 (DVD) 新発売!

<♪ お掃除しながら、洗濯しながら、おフロの中でも、いつでも、どこでも簡単ボイストレーニング♪>

ができる、という画期的なDVDが、7月7日、スター音楽学院より発売されました。(¥3800)

40才台から徐々に老化が進む“声”を、若く華やかに蘇らせるボイストレーニングの決定版!スター音楽学院講師・増田良枝先生が贈る中高年のためのボイストレーニングです。

好奇心旺盛の編集長が、早速自宅にてレッスンを受けてみることに。ワクワクしながらセットしてテレビの前でスタンバイ。発声のためのストレッチ体操、腹式呼吸、地声・高音などの発声法、表情筋の使い方等々、全13項目を1項目ずつ、実際に生徒さん(スター音楽学院受講生の安永嘉治さん・森尾敏子さん)が行うのに合わせて一緒にやっていくのでわかりやすく、楽しみながら進めていくことができました。

約1時間のプログラムなので自分の空いた時間にトレーニングできるし、気楽に取り組むことができそうです。苦手な部分だけを何回でも再現して練習できるのも嬉しいですね。これなら飽きっぽい私でも毎日続けられそうです。

さあ、大流行の<ビリーズ・ブートキャンプ>のように、あなたも今日から<増田良枝の“声らくトレーニング”>で豊かな声を維持するために励んでみてはいかがでしょうか。本日の開校式での増田先生のワンポイントレッスンで、ぜひ、あなたも体験してみてください。     (編集長)

2007年07月12日

スター音楽学院通信 6月号

伝統芸能 歌舞伎&能・狂言 鑑賞記


4月、久しぶりに歌舞伎を観てきました。中村信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露の大歌舞伎。
若い頃は歌舞伎役者、その後は銀幕で一世を風靡した初代・中村錦之助(後に萬屋錦之介)に幼少時からかわいがられた甥の信二郎が、初代の名前を後世に残したいと切望して実現したという今回の襲名。

東映時代劇スターの“錦サマ”のりりしさに憧れた世代としては、二代目をこの目で確認したくて歌舞伎座に足を運びました。錦サマ譲りの美貌と口跡のよさに名門の血統が実証され、立ち居振る舞いにも品格が滲み出ていました。

中村勘三郎親子や従兄の獅童等々、豪華メンバー総出のにぎやかな舞台。常磐津連中・長唄囃子連中の生演奏の迫力にもシビレました。

5月には切望しながらも観る機会のなかった『薪能(たきぎのう)』を成田山・新勝寺で鑑賞。夕闇迫る午後6時、法楽・火入れ式のあと、仕舞と狂言、そして能の「船弁慶」。幽玄の世界に夢見心地。

ここでも親から子へ、師匠から弟子へとめんめんと受け継がれてきた芸の持つ強さを実感し鳥肌がたちました。

以前、狂言師の野村萬斎が幼い我が子に対し、自分が親から受けた芸を継がせるべく仕込んでいるようすをテレビ番組で観たとき、あまりの厳しさに胸が締めつけられましたが、泣きじゃくりながらもネを上げずに父親の教えに必死についていこうとする幼子の健気さに涙が出ました。

子が親の仕事を受け継ぐのはどんな業界でもありますが、何百年も絶えることなく続いているのは伝統芸能の世界だけ。稽古も含め生き生きと仕事に没頭している親の姿を間近で見て育つうちに、親に対し尊敬の念を抱き、親と同じ道を歩んでいくようになるのでしょうか。

それに伴う血の出るような努力、それが舞台という華やかな形に結実し、観る者に感動を与えてくれるのだと確信しました。伝統の重みについて考えさせられた4月と5月、それぞれの舞台でした。(編集長)

スター音楽学院通信 5月号

千の風になって

昨年の大晦日のNHK紅白歌合戦で秋川雅史さんが歌って注目の的となった「♪千の風になって」。この原詩は、作者不詳ながら数十年にわたって世界各地で朗読されているそうです。

芥川賞作家・作詞作曲家・写真家・環境映像プロデューサー・長野冬季オリンピック開閉会式イメージ監督などいくつもの顔を持ち、多方面で活躍中の新井満さんが、数年前、伴侶を亡くした知人のために原詩を日本語に訳し、曲をつけて知人に贈ったことがきっかけとなり、CDが制作され、今のように様々な形で歌われるようになりました。

CDショップに立ち寄り、その中の1枚を買いました。タイトルは「♪千の風になって~スペシャル盤」(企画プロデュースは新井満さん)。「“千の風になって”の曲だけをいつまでも聴いていたい!」という熱心なリスナーの要望に応えるために11曲のすべてが「千の風になって」というCDです。

新井さんのソロのほか、ソプラノ歌手のYucca,ピアニストの谷川賢作、オペラ・ミュージカル歌手の中島啓江、三人組のコペルニクス、魂のテノール歌手・新垣勉、音楽ユニットのアトリエ・イサナ、“ヒーリングの女王”スーザン・オズボーンなどが、それぞれに味付けした「千の風になって」を聴かせてくれます。

びっくりしたのは95歳の聖路加国際病院理事長・名誉院長の日野原重明さんが、LPC混声合唱団80名の一員として合唱に参加なさっていたことです。

同じ曲が、歌い手や演奏する楽器・演奏家によってこれほどまでに違う印象で聴こえるものなのかを聴き比べることによって、より理解できました。またアレンジによって重厚な曲になったり、軽やかに弾む曲になったり、透明で天に抜けるような静謐な曲になったり。趣の異なる1曲1曲を興味深く楽しみました。

また5月11日にはTBSラジオ“ゆうゆうワイド”でおなじみの“大沢悠里(朗読)&さこみちよ(歌)”コンビによる「千の風になって」のCDも発売されました。

この歌は多くの人々の琴線に触れ、たくさんの心を癒してくれています。CDを聴きながら17年前に亡くなった父を想い熱い涙を流すと、不思議と心が安らぐのです。

“父はいつでも私のまわりで微笑んで見守っていてくれる”と心から思えてくるのです。この歌は、世代を超えた日本の名曲として後世に歌い継がれていくことでしょう。あなたはどんなふうに歌ってみますか?新井満さんのようにしみじみと語りかけるように、秋川雅史さんのように朗々と、新規参入のさこみちよさんのようにハートフルに・・・?

来月の発表コンサートでは何人かの方がこの歌を歌われるようですが、とても楽しみにしています。 (編集長)

2007年04月30日

スター音楽学院通信 4月号

平成18年度 NHKのど自慢チャンピオン大会

 NHKテレビで毎週日曜日に放映されている“のど自慢”のチャンピオン大会が、ことしもまた開かれました。平成18年2月5日から平成19年1月28日までの47組のチャンピオンの中から選ばれた15組がKHKホールに集合、東京管弦楽団をバックに自慢ののどを競い合いました。1年間の総参加者940組の中から週のチャンピオンになるのも大変なことなのに、さらに最終15組に選ばれただけあって、いずれ劣らぬ面々。一人ひとりがキラリと光る個性を持っていて聴き応え十分でした。現役で青果商をしているという83歳の藤井さんはチャンピオン大会史上最高齢。法被を着て楽しそうにテンポよく「♪まつり」を歌う姿はまったく年齢を感じさせず、腹式呼吸の効能を再確認。入院中で意識のない母親のために歌ったという女性の歌には愛が込められていました。介護士をしている男性は「歌の力で病院を明るくしたい!」と「♪ズンドコ節」の替え歌のリハビリ体操も披露。民謡暦9年の高校生は、車の中が練習場だとか。3年前に25歳で亡くなった天国にいるお嬢さんに“ありがとう”と「♪Jupiter」を歌った堺市の58歳の男性、歌って踊れる舞台人を夢見ている笑顔のかわいい16歳の女性など、それぞれがNHKホールに立っている時間を満喫していました。優秀賞に選ばれた25歳の武藤さんはダンスと歌を勉強中。自分で振付けた「♪もらい泣き」を若さ溢れる歌声で、また、同じく優秀賞の19歳の本並さんは「♪コエヲキカセテ」を伸びのある声で堂々と歌いました。グランドチャンピオンは「♪雪簾(ゆきすだれ)」を、とても18歳とは思えない表現力で歌った藤岡市の清水博正さん。目の前に歌の世界が広がり、引き込まれ、聞きほれてしまいました。おじいちゃんに連れられて行った日帰り温泉のカラオケで、初めて人前で歌う楽しさを知ったと言う清水さんには、これからもハンディに負けず、人の心を揺さぶる歌を歌い続けていってほしいと心から思いました。各自が抱える人間ドラマが歌を通して響いてきて、歌の持つ力がビシビシと伝わってきた大会でした。一生NHKホールに立つ機会はないでしょうが、それでも大きな夢は持ち続けていきたいと切に願った編集長でした。            

スター音楽学院通信 3月号

コロッケ“新春喜劇公演&オンステージ”(新宿コマ劇場)

有名人のものまねで見る人を大いに笑わせてくれているタレントのコロッケさん。最近は単なるものまねに留まらず、ロボットの動きや表情などで、より実物に迫っている探究心旺盛なお笑い界のスターですが、俳優としての実力も認知されていて、新宿コマ劇場での公演も「わだばゴッホになる」の棟方志功、「笑われたかった男」での林家三平などを含めて5回目となります。“ナマ・コロッケ”で大いに笑わせてもらおうと、2月公演中の劇場(昼の部)に足を運びました。2部構成の第1部は、熊谷真実、川崎麻世、赤木春恵、山村紅葉などそうそうたるメンバーを揃えての「俺はお殿さま」(原作・小野田勇)。昭和40年、同劇場において三木のり平主演で初演された歌ありダンスありの<まげものミュージカル>。稽古中に転倒、怪我をしたと聞いていたので支障はないかと心配していたのですが、着替えるたびに、着ている着物と同じ布の三角巾で骨折した左腕を吊って、何事もないように立ち回りもこなし、プロの根性を垣間見せてくれました。ミュージカルと銘打ってあるだけあってご当人はもちろんのこと、川崎麻世・熊谷真実の両名も歌唱力で聴かせてくれました。第2部は“モノマネを超えたモノマネ”~コロッケ・オン・ステージ~。まずはメドレーで美空ひばり・岩崎宏美・森進一・美川憲一というおなじみの歌手の“さわり”でドッと観客を沸かし、続いて童謡「ずいずいずっころばし」を和田アキ子、「だんご3兄弟」を堀内孝雄、「おさるのかごや」を北島三郎のまねで、彼らがその歌を歌ったのを聴いたことはないのに、もし歌ったら必ずそんな風に歌うに違いないと思えるほど特徴を?んでいて“ものまね王”の実力をいかんなく発揮。鶴田浩二と淡谷のり子の掛け合いではおなかの皮がよじれるくらい笑って涙が出るほど。コロッケ・ワールドを存分に堪能させてもらいました。そして後半は歌手・滝川広志としての勝負曲であり、人生の応援歌でもある「涙の隣りに座ってごらん」(荒木とよひさ作詞・杉本眞人作曲)を抜群の歌唱力で披露。歌手としての実力を見せつけてくれました。フィナーレは舞台上がサンバ一色に染まった北島三郎の「与作」。腕の怪我を全く感じさせないエネルギッシュな、パワー全開のエンターテイメントでした。現状に満足せず、いつも一歩前を見て、常にチャレンジし続けているコロッケさん。血の出るような努力を少しも感じさせないプロとしての誇り、芸人魂に感服!これからも私たちを大いに楽しませてほしいと願いつつ、夜の部の入場者が列を作っている劇場をあとにしました。     (編集長)

2007年02月17日

今月のスター音楽学院通信 2月号

「開校式&会員特別講座」 開かれる

1月21日(日)、ヤクルトホールにおいてスター音楽学院の開校式と会員特別講座が開かれました。

司会は『TBSカラオケ道場』以来、24回連続の大沢悠里さん。「何歳になっても“感動して驚く”ことが大切」と話し、軽妙な語り口で前期の成績優秀者を紹介。特別賞はレッスン暦9年目のTさんの「♪のぼり坂」。退職後、地域の町会に関わっていらっしゃるというTさんはロマンスグレーの落ち着いた雰囲気の方で、人生の機微をしっとりと聴かせて下さいました。

同じく特別賞のSさんは「♪積み木の部屋」を、若さ溢れるハリのある伸びやかな声でリズミカルに歌いあげました。33歳のSさんは宇都宮市で公務員をなさっているそうです。そしてグランプリは、今回のゲスト・松前ひろ子さんの「♪酒場情話」を歌ったFさん。小学校で美術を教えていらしたというFさんは、個性的な味のある声と表現力で情感たっぷりに歌われました。それぞれが魅力的な歌声でした。

そのあと、ゲストの松前ひろ子さんの登場。“北島三郎さんの従兄妹”として注目のデビューを果たしたものの、交通事故に医療ミスが重なり、8年間の闘病とリハビリ生活。作曲家のご主人との出会いがあり、25年前に念願の再デビュー。苦しい時代を支えたのは、“ヒット曲を出して故郷に錦を飾りたい!”という強い思いだったとか。持ち歌でヒット曲の「♪浮草情話」「♪祝い時雨」「♪夫婦草」「♪望郷千里」では、ご自身の人生が重なってみえる歌を涙をこらえながら、そしてさぶちゃんの男歌「♪北の漁場」「♪風雪ながれ旅」は人生経験に裏打ちされた強い意志が伝わってくる熱唱で、聴き手の私たちは圧倒されました。

また、希望者を舞台上で直接指導する『ワンポイントレッスン』では一人ひとりに対して温かいアドバイスと励ましがあり、「♪愛に包まれて」でフィナーレに。歌を愛し、人との出会いに感謝して前向きに生きていく松前さんの姿勢に感動しました。二人目のゲスト&レッスン生の鈴木史朗さんは「♪博多夜船」とシャンソン「♪幸せを売る男」を堂々たる貫禄で洒脱に歌って下さいました。いい歌を聴き、歌との出会い・人との出会いが益々楽しみになった熱気溢れる開校式でしたね。 (編集長)

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